お話歳時記

鞴(ふいご)祭り。

  鞴は昔の金属の精鉄や加工には欠くことのできない、火をおこすための道具で、旧暦の十一月八日には、全国的に、鍛冶屋、刀工、鋳物師などが仕事を休んで稲荷神社に詣で、「鞴祭り」を行いました。

  鞴祭りは京都や江戸で特に盛んで、土地によっては踏輔(たたら)祭りとも呼ばれ、十二月八日や四月八日に行うところもありました。

  鞴祭りには、鍛冶屋や鋳物師だけでなく、彫り物師、風呂屋など火を使